专访寺崎裕香-ANICOGA

联合采访:妄想文库、橙心社、ANICOGA

统筹企划:二爷

协力:湟轩

翻译:团子

摄影:羊羊

后期:咪啪

编辑:韦静筠

寺崎裕香,日本女性声优、演员、歌手。她以清澈略带沙哑的声线著称,擅长演绎少年少女类角色,职业生涯涵盖动画、游戏、舞台剧等多领域。代表作包括 《闪电十一人GO》 的松风天马和 《游戏王5D’S》 的龙可等角色。

本次采访由IDO动漫游戏嘉年华提供协助,在此妄想文库对IDO动漫游戏嘉年华表示感谢!

——寺崎裕香小姐您好,很荣幸采访您。首先请对中国粉丝们打个招呼吧。

寺崎裕香(以下简称寺崎):中国的朋友们你们好!在前不久的活动上能与大家面对面交流,感受到大家和我一样深爱着那些作品,真的非常开心。非常感谢大家的支持!

——在中国,有不少观众是通过《游戏王5D's》的龙可一角认识到您,您在TV动画和众多游戏作品中的表演都令人印象深刻。您是如何理解龙可这一角色的?另外大家也很感兴趣的是,对您来说比较印象深刻的召唤台词(召喚口上)是哪个?

寺崎:龙可是我刚开始声优工作时接触到的角色。那时我的技术还很稚嫩,所以只能拼尽全力去演绎。现在回想起来,当时我的状态恰好和龙可作为决斗者、作为一个人还尚未成熟的样子不谋而合。正因为当时全力以赴的演绎,才逐渐塑造出了“龙可”这个人物。
我很喜欢龙可那种虽然会抱怨“真是够了~”,但始终信赖龙亚,并放心将一切交给他的样子。这很符合双胞胎兄妹的真实关系。
至于最难忘的口号,果然还是召唤“古代妖精龙”的那句吧。龙可能够听见精灵的声音并与之交流,那种深厚的信赖关系让我印象很深。她能自信地召唤出如此强大的后盾,即使是小小的身体,也显得非常帅气!

专访寺崎裕香-ANICOGA

——寺崎裕香小姐在《机动战士高达 铁血的孤儿》中饰演的古荻莉亚·蓝那·伯恩斯坦一角也在粉丝中有着极高的人气。在您心中古荻莉亚是个怎样的角色?在饰演这个角色时是否有令您印象深刻的插曲?

寺崎:为古荻莉亚配音的一年,是非常气壮山河的一年,在我的心里留下了极为深刻的印象。那段时光仿佛真的就像在铁华团立一样,让我和大家度过了非常亲密的一年。虽然她最初被称为“不谙世事的大小姐”,但其实是一个内心非常坚强、充满正义感、能够坦率接受自己错误的优秀女性。
最让我印象深刻的,果然还是芙米坦的死亡。虽然悲伤,但我觉得正是她的死让古荻莉亚成长为更加坚韧的人。

——2023年您饰演了《宝可梦地平线》的主角罗伊,这也是宝可梦系列动画首次更换主角,在当时引起了不小的轰动。接到这一角色的时候,您的心情是怎样的?为了演好这个角色,您都做了怎样的努力?

寺崎:在试音时,首先感受到的就是能踏出这重要一步的喜悦与责任。

在无数人想要参与试音的情况下,能得到这张宝贵的入场券,我充满感激。
这也是一次巨大的挑战,让我感受到前所未有的紧张感。
罗伊是一个从未离开过岛屿、甚至没亲眼见过宝可梦对战的少年,所以我在饰演时格外重视展现他身上那份男孩特有的好奇心与求知欲。

专访寺崎裕香-ANICOGA

——您之前也曾在《宝可梦超级愿望》《宝可梦XY》中饰演角色,不过当时主要为配角或宝可梦配音,而《宝可梦地平线》则是为主角配音。不同角色不同世代的演出经历,分别有哪些令您印象深刻的事情?演出前作角色所积攒的经验,又是否对演出罗伊起到了帮助?

寺崎:过去的经验毫无疑问地被活用到现在的系列中。在前作系列中,我深切地感受到了前辈们对作品的尊重,以及他们对孩子们的爱。这份感情我希望能继续传承下去,因此在新系列中,我也始终将其牢记于心。
即使主角更换了,宝可梦与训练家的羁绊、冒险、挑战、努力和成长等“宝可梦动画”的核心魅力依然延续着。我们始终希望打造出一部能陪伴孩子们成长、并在他们长大成人后依旧留存在心中的作品。

——在《宝可梦地平线》宣布主角不再是小智之后,粉丝间对此有着很多非议,很多粉丝从情感上不能接受小智被替换。这些非议是否有影响到您?您又是怎么克服的?

寺崎:这样长寿的作品要更换主角,我觉得不被接受是理所当然的。如果换作是我,也会有同样的反应。这正说明小智和皮卡丘是多么受人喜爱的存在。
我们唯一能做的,就是不辜负那段由伟大的前辈们所创造的历史。

当然,也有许多人期待新系列,所以更要确保不让他们失望。

同时,我们也不断思考如何挑战过去系列未曾做到的事情。
“总有一天要被大家认可!”我们都怀着这样的心情。

“莉可罗伊世代也很有趣啊!”像这样的评价慢慢传播开来,然后希望有一天能听到人们说:“我是看小智动画的!”“我是看莉可罗伊动画的!”那样的对话,就是我们的目标。

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——从《家庭教师Hitman REBORN!》的巴吉尔,到《闪电十一人GO》的松风天马,再到《宝可梦地平线》的罗伊,您饰演了很多正太类型的角色,并获得了观众的一致好评。我们很想知道,您是如何踏上正太角色这条路的?这背后有着怎样的故事?

寺崎:因为我一直在从事舞台表演,所以直到参与动画之前,从没演过男孩子。正因为如此,能通过男孩子的角色获得大家的肯定,我感到非常开心。
从最初思考“究竟要怎样才能发出男孩子的声音呢?”开始,到现在则能享受诠释各种类型男孩的乐趣。虽然直率地表现心情的男孩子很多,但我也发现,能够以自然、接近本真的自我状态去演绎男孩子的角色,同样也是一种新体验。
我的本音并不算很高,所以适合男孩吧?多亏了制作方在试音时推荐了我呢。

——您大学的专业是幼儿教育学科,并取得了幼儿园教师资格证,这是否为您更精准捕捉正太角色的心理状态、理解正太角色提供了帮助?

寺崎:确实是这样呢。因为我的大学实习安排很密集,打工也是在托儿所,所以我和孩子们接触的机会非常多。当时感受到的男孩和女孩的差异,如今在演绎少年少女时都发挥了很大作用。

专访寺崎裕香-ANICOGA

——寺崎裕香小姐是熊本出身,经常参加熊本相关的工作,在熊本发生地震时还进行了慈善筹款,可以看出您非常喜爱自己的家乡。能否为大家介绍一下熊本的魅力以及一定要去的景点?如果是一些有着您特别回忆的地点那就再好不过了。

寺崎:说到我家乡熊本的魅力,果然还是大自然和美食啊。

我特别喜欢阿苏地区。另外,有一位我很喜欢的绘本作家叶祥明先生,他的美术馆我非常推荐。当年我在托儿所打工时接触到他的绘本。那极其优美的画风让我一见倾心,而在看到他的美术馆后就仿佛绘本中的景色真实地呈现在你的眼前。所以,一定要先读了他的绘本之后再去美术馆参观哦!!

——寺崎裕香小姐是首次来到北京,这次北京之行给您留下了怎样的印象?

寺崎:北京真的太大了,而且不管吃什么饭菜都太香了!

我当时就想,一定还要再来!
这次时间太紧了,下次我一定要好好逛逛那些历史建筑!

——最后再向粉丝们说几句吧。

寺崎:非常感谢大家读到最后。
这次北京之行,能与各位交流,得知自己演绎的角色在大洋彼岸被如此多的人所喜爱,我深受触动,也备受鼓舞,决心要更加努力!
今后我也会继续精进,立志成为能为各位带来感动的演员!衷心感谢大家!

日文原文

——寺崎裕香さんこんにちは、この度インタビューさせていただいてとても光栄です。まずは中国のファンの皆さんにご挨拶をお願いいたします。

寺崎裕香:中国の皆さんこんにちは!先日のイベントでは皆さんにお会いできて、自分の愛した作品達を皆さんも同じように愛してくださっているのを直接感じる事ができてとても嬉しかったです。ありがとうございました。

——中国では、多くの視聴者が『遊戯王5D's』の龍可役を通じてあなたを知りました。テレビアニメや多くのゲーム作品での演技も深い印象をあたえた。龍可というキャラクターをどのように理解していますか?また、皆さんが気にしているのは、あなたにとって印象に残っている召喚口上はどれですか?

寺崎:龍可は声優のお仕事を始めさせていただき始めた頃のキャラクターで、私の技術的な部分でまだまだ未熟な部分も多くとにかく必死に演じていたのを覚えています。今思い返せば、そんな私の状況が龍可のデュエリストとしても人としても未完成な部分にうまくハマっていたんだなと思います。当時の自分が精一杯演じた結果、それが龍可という人間を作っていたように思います。

もぉ〜と不満を漏らしつつも、龍亞を信頼し、なんだかんだ頼っている姿が私はとても好きでした。男女の双子らしい関係性だなと思います。

好きな口上はやはり、エンシェントフェアリーを召喚する時の口上でしょうか。龍可は精霊の声が聞こえ、会話をする事ができるので信頼関係を深く感じていました。とても大きな後ろ盾を自信持って呼び出す姿は小さな体でもかっこよく見えました!

——『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』では、クーデリア・藍那・バーンスタイン役も非常に人気があります。あなたの中でクーデリアはどんなキャラクターだと思いますか?この役を演じる際、印象に残ったエピソードはありますか?

寺崎:クーデリアとして生きた1年は壮絶でありながらも

とても深く私の心に刻まれた時間でした。みんなで過ごした時間は本当に鉄華団のようで、とても濃い1年だったと思います。「世間知らずなお嬢様」という表現をされていましたが、とても芯が強く、正義感もあって、自分の間違いを素直に受け止められる素直さを持った、とても素晴らしい女性だと思います。1番印象に残ったのはやはり、フミタンの死です。悲しいですが、彼女の死がクーデリアを一回りも二回りも大きく成長させたと思います。

——2023年には、『ポケットモンスター (2023)』の主人公ロイを演じました。これはポケモンシリーズで初めての主役交代であり、大きな話題を呼びました。ロイ役を受けたときの気持ちはどうでしたか?この役を演じるためにどんな努力をしましたか?

寺崎:オーディションを受けた時はまず、大事な一歩を踏ませてもらえた事にとにかく喜びと責任を感じました。

受けたい人はきっと山ほどいる中、オーディションを受けられるというとても大事な切符をいただけたという事にまずは感謝しました。

大きな挑戦の始まりを感じ今まで感じた事のない緊張感でいっぱいでしたね。

ロイはとにかく、島から出た事がない少年でポケモンのバトルも実際見た事ないキャラクターだったので男の子のもつ好奇心や知りたいと思う気持ちをとても大事に演じていました。

——以前、『ポケットモンスター ベストウイッシュ』や『ポケットモンスターXY』でキャラクターを演じましたが、その際は主に脇役やポケモンの声を担当していました。『ポケットモンスター (2023)』では主役を担当することとなりましたが、異なるキャラクターと世代で積んだ経験の中で印象に残っている出来事はありましたか?過去の役の経験がロイ役にどう生かされたのでしょうか?

寺崎:過去の経験は間違いなく今のシリーズに生かされています。前作のシリーズで見てきた、先輩達の作品へのリスペクトや子供達への愛情は、現場で肌で感じさせてもらっていました。この想いを途切れさせないように、新しいシリーズでも意識していることの1つです。

主人公が変わっても、ポケモンとトレーナーの絆、冒険、挑戦、努力、成長、などアニポケの持つ魅力は保ちつつ

いつも子供達のそばにいて、大人になっても心に残る作品作りをみんなで目指しています。

——『ポケットモンスター (2023)』で主役がサトシではなくなったと発表された際、ファンの間で多くの議論がありました。多くのファンが感情的にサトシの交代を受け入れられなかったようですが、そのような反響はあなたに影響を与えましたか?そして、どのように克服しましたか?

寺崎:長く続いてきた作品の主人公が変わるなんて、そんなの受け入れられなくて当たり前だと思っています。

多分、わたしがみなさんだったら同じ反応をすると思いますし。それだけ、サトシとピカチュウは愛される存在であった事の証拠でもあります。

私たちはただ、そんな偉大な先輩方が築いてきた歴史を壊さないようにする事。

もちろん、新シリーズを楽しみにしてくれてる方もたくさんいたので、その方達を裏切らない作品作りをする事。

そして、今までのシリーズで出来なかった事に挑戦するという事だけを考えて来ました。

いつか認めてもらおう!!という気持ちですね。

リコロイも面白いじゃん!というのがじわじわ広がって、いつか、サトシ世代!リコロイ世代!という会話が聞こえてくる日を目標にしています!

——『家庭教師ヒットマンREBORN!』のバジルから、『イナズマイレブンGO』の松風天馬、そして『ポケットモンスター (2023)』のロイに至るまで、ショタタイプのキャラクターを多く演じ、視聴者から高く評価されています。正太役に挑戦したきっかけはなんでしょうか?その背景にはどんなエピソードがあるのでしょうか?

寺崎:ずっと舞台をやってきたので、男の子を演じるという事はアニメに関わらせてもらって初めての経験でした。

なので、男の子役で評価をいただいている事はとても嬉しいです。

どうやったら男の子に聞こえるだろう?というところから始まり、今ではいろんなタイプの男児を演じるのがとても楽しいです。気持ちをまっすぐ素直に表現する男の子が多いのですが、無理なく素の自分に近い感覚で演じてるのも男の子だと新しい発見もありました。

私は地声が高い方ではないので、少年が合うのではないか?とオーディションを振ってくださった制作の方のおかげですね。

——大学では幼児教育学科を専攻し、幼稚園教諭一種の免許を取得されていますが、これがショタ役の心情やキャラクターの理解に役立っているのでしょうか?

寺崎:そうですね、実習の多い大学でしたし、アルバイトも託児施設だったので、子供と触れ合う機会はとても多い方だったと思います。その時感じた男の子と女の子の違いは間違いなく、少年や少女を演じる際に生きていると思います。

——寺崎裕香さんは熊本出身で、熊本関連の仕事にも多く携わっており、熊本での地震発生時にはチャリティ活動も行いました。熊本への愛情が伝わってきます。熊本の魅力や、おすすめの観光地について教えていただけますか?もし、特別な思い出がある場所があれば、そちらもお聞きしたいです。

寺崎:地元熊本の魅力はやはり大自然と食です。

阿蘇がとても好きなのですが、葉祥明さんという大好きな絵本作家さんがいまして、その方の美術館がとてもおすすめです。託児施設でアルバイトしてる時にであった葉祥明さんの絵本。すごく美しい絵に一目惚れしたのですが、その景色が実際に広がってるんです。是非、絵本を読んでから美術館に行かれる事をおすすめします!!

——寺崎裕香さんは今回、初めて北京を訪れました。この北京の旅で、どんな印象を受けましたか?

寺崎:北京はとても、大きくて、何食べてもご飯が美味しくて

また絶対行きたいと思いました!

時間が足りなかったのでもっと歴史的建造物も次回は見て回りたいとおもいます。

——最後にファンの皆さんに一言をお願いいたします。

寺崎:最後まで読んで頂きありがとうございました。

今回北京に行き、みなさんとお話しして、自分の演じてきた役が海を超えてこんなに多くの方に愛されている事にとても感動し、もっと頑張ろうと、励みにもなりました。

これからも、皆さんに感動をお届けできる役者を目指して引き続き精進します!ありがとうございました!

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